差し歯に用いられる歯科用合金は、熱や唾液によって金属イオンが溶け出すことがあります。その結果、差し歯の歯茎が変色するメタルタトゥーが生じるのです。メタルタトゥーは、口元の審美性を大きく低下させることから、何とか改善したいと希望される方が少なくありません。
結論からいうと、メタルタトゥーは治療によって改善することが可能です。例えば、美容外科では皮膚のメラニン色素を除去するために、医療用レーザーを用います。それと同じメカニズムで、歯茎の変色も取り除くことができるのです。
エタノールなどの薬剤を使ってメタルタトゥーを改善する方法もあります。これは金属イオンが沈着した粘膜の新陳代謝を促す方法で、少し時間はかかりますが、歯茎の変色を安全に取り除くことが可能です。
ただし、メタルタトゥーの根本的な原因となっている金属製の被せ物を取り外さなければなりません。いわゆる銀歯は、装着している限りメタルタトゥーの原因となります。ですから、上述したような治療を受ける前に、銀歯を白い歯に取り換える必要があります。
最も推奨されるのはセラミック治療で、天然歯のような色や光沢、質感を再現できるだけでなく、メタルタトゥーや金属アレルギーのリスクもゼロになります。外側だけレジンやセラミックにして、土台を金属で治療すると、引き続きメタルタトゥーのリスクが残る点に注意しましょう。
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