むし歯予防に適しているのはどんな歯ブラシですか？

A.磨きやすいことが何より重要です

スーパーやドラッグストアには、たくさんの歯ブラシが並んでおり、どれを選んだら良いか迷ってしまいますよね。メーカー側も“より磨きやすい歯ブラシ”の開発に力を入れていますが、何よりも重要なのは自分自身が磨きやすいかどうかです。

一般的に歯ブラシというのは、標準的な造りの製品が磨きやすいです。毛先は平らで、ヘッドは大きすぎず、持ち手の部分のまっすぐな歯ブラシが使いやすいといえます。歯ブラシの硬さは「ふつう」を選択しましょう。「かため」を選んでしまうと、歯を傷つける恐れが生じます。「やわらかめ」は、歯に対して刺激が弱いですが、汚れの除去効率も低下することから、ふつうが最もおすすめといえます。

ただし、上述したように、最も重要なのは自分が使いやすいかどうかなので、結局はいろいろな歯ブラシを試した上で、最善といえるものを選びましょう。通常の歯ブラシだけでは、歯列のすみずみまできれいに磨くのは困難なので、必要に応じてワンタフトブラシやデンタルフロス、歯間ブラシなども活用していきましょう。

また、歯ブラシは消耗品であり、1ヶ月に1回程度の頻度で交換することが推奨されます。一見、清潔そうに見えても、その中で雑菌が繁殖しているものです。毛先が開いた歯ブラシでは、効率良く汚れも落とせませんので、長く使い続けるのは良くありません。