日本は予防の後進国？欧米との意識の違いを解説

日本人は、虫歯や歯周病になってから歯医者さんに行く人が比較的多いです。これは欧米諸国と大きく異なります。それだけに、日本は予防歯科の後進国と呼ばれることもあります。今回はそんな予防に関して、日本と欧米との意識の違いを簡単に解説します。

 ▼欧米は予防して当たり前？

 アメリカや北欧諸国は、予防のために歯科を受診します。歯科検診やメンテナンスを定期的に受けるのは当たり前となっているのです。その結果、虫歯や歯周病にかかる人は極端に少なくなっています。80歳になって20本以上の歯が残っている人も極めて多いです。

 ▼日本人は痛くなってから歯医者に行く

 日本人は、虫歯や歯周病の症状が現れてから歯科を受診する人が大半です。それどころか、痛みが出ても歯を削られたくないという理由から、しばらく放置する人もめずらしくありません。ですから、日本では積極的に予防歯科を受診している人はほんの一握りといえるのです。

 ▼虫歯や歯周病は自然に治らない

虫歯や歯周病は、自然に治ることがありません。また、重症化することで歯を失うだけでなく、全身の病気のリスクも上昇させます。それだけに、可能な限り予防することが重要といえるのです。